さんびきのこぶた。

3人の子供と暮らしています。 育児、仕事、家事、旅などのきろく。

読書メモ 『強いチームはオフィスを捨てる』を読んで、リモートワークについて感じたこと3つ

ちょうど、職場でも在宅勤務を導入するかどうかという話題が出ているところでもあるし、リモートワーク、つまり在宅勤務について書かれた本を読みました。

うちの職場ではセキュリティの関係上、在宅勤務をはじめるのは時間がかかりそうですが、実現させたい!と思える内容でした。

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

 

 

リモートワークができる環境は揃っている

本ではプロジェクト管理ツール「BaceCamp」が紹介されていますが、ネットも普及して様々なツールが開発され、電話会議やWeb会議ツールもある。
職場でもそうなんですが、リモートワークができる環境やツールは揃っていて、あとはそれを使うか使わないかだけ。

1年間ほ ど親会社に出向したとき、プロジェクトのメンバーはその日の仕事内容にあわせて、出勤先を選んでいました。
今日はお客様と打ち合わせがあるから、客先に近い〇〇オフィス、作業があるから〇〇センターみたいなかんじで。
そうなると原則、リモートワークっぽくなるんですよね。強風で電車が動かないから、自宅で仕事しますみたいな日もありました。

いや今だって、チームのメンバーに連絡事項を紙や口頭でなく、メールで連絡する。これもりっぱなリモートワークだよな~。同じオフィスにいるけど、リモートワークしているようなもんです。

使うか使わないか諸々の事情はあるけれど、社員がリモートワークに慣れておくほうが災害時の備えにもなるというのは納得でした。

 

 

生産性はあがり、より仕事をするようになる

 

リモートワークをすると、生産性はあがり、より仕事をするようになる。
注意すべきは、社員が仕事しなくなるんじゃないかと心配することじゃなくて、いつでもどこでも仕事ができるので、仕事のしすぎで体調を崩さないようにバランスをとること、だそうです。

忙しい人ほど、会社にいたら質問されたり、ちょっと話かけられたり。日中は仕事にならず、夕方から自分の仕事をする、という感じだと思うので、これは確かにそうだろうなぁ。
あと、仕事とプライベートの境目がなくなって、ずっと仕事をしてしまいがちになるというのも、なるほど!
この本では、やはりリアルな人付き合いも大切なので、家族と一緒に暮らしている人のほうが、オン とオフの区別を付けやすいという意味でも、リモートワークにおすすめだと書かれていました。

後輩が今月末で会社を辞めるのですが、理由の1つが熊本地震で被害を受けた祖父母宅のサポートをしつつ生活していきたいから、でした。
次の会社は原則リモートワークらしく、とりあえず熊本の祖父母宅で仕事をすると言っていました。
当たり前だけど、通勤がなくなるとどこで仕事をしてもいいんですよね。
仕事をしながら遠方の家族の力にもなれるし、旅をしながら仕事もできる。早期リタイアなんて言葉、なくなるかもしれません。

 

 

リモートワークが浸透したら、減っていくんじゃない!?と思ったもの

 

マネジメント職の仕事
目の前の部下を監視する!?という仕事がなくなる・減るので、マネジメントの仕事量は減るのかな。
ということは、より管理職が減る???1つの組織の中で45年働くとか、できなくなるんじゃないかという気がします。

つぎに、残業手当。リモートワークだと残業の概念が曖昧…というか、測れないんじゃない!?と思うので、残業手当はなくなって、裁量労働制になるんだろうな。
今は残業代込みで毎月の収支を考えているので、このあたり、意識を変えておいたほうがよさそうです。残業代、あてにしまくってますから・・・