さんびきのこぶた。

3人の子供と暮らしています。 育児、仕事、家事、旅などのきろく。

授業参観は、谷川俊太郎 さんの「おおかみ」 でした。

水曜日は半休をもらって、
1年生最後の授業参観に行ってきました。

担任の先生もおっしゃっているのだけど、
学年の中で一番のんびりしてマイペースなクラス。
でもみんな仲がいいみたいで、
授業の雰囲気からも伝わってきます。

 

今回は国語の授業で、
谷川俊太郎さんの詩を穴うめしていくもの。

○○に入る言葉を想像し、イメージし、言葉を紡いでいきます。

 

「おおかみ」 谷川俊太郎

おおかみ つかむ ○○のにく
○○○が あかく もえている
あとには ○○が にさんぼん

おおかみ おがむ ○○○さま
○○しい こえで ほえている
あとには ひとつ ○○○○○

おおかみ ○○○ くさのなか
わかばが ○○に ゆれている
あとには ○○○ ふたつみつ

 

全文書きましたが、一行ずつゆっくりと授業は進みます。

はいはーいと手をあげて、
頭の中に浮かんでくる光景をことばにします。

おおかみが掴んだものは何でしょう?

いぬ、しか、ぶた、とり…
どんどん出てきます。

一通りでると、先生が答えをいいます。
正解は一つだけれど、それはあくまでも俊太郎さんの正解。
みんなの答えも否定はしません。

 

「みんなが出してくれた中に正解があります!」
と先生がいうと、みんな、
「やったー!!!」って。
1年生、とっても可愛い!

この詩の最後のオチもすばらしく、
さすが谷川俊太郎さんという感じ。

正解は…

おおかみ つかむ しかのにく
ゆうひが あかく もえている
あとには ほねが にさんぼん

おおかみ おがむ おつきさま
かなしい こえで ほえている
あとには ひとつ ながれぼし

おおかみ かがむ くさのなか
わかばが かぜに ゆれている
あとには うんこ ふたつみつ

 

うんこって!!(笑)
頭が固いのかな!?私は全く思いつかず。

子供たちもたいそう盛り上がって、授業は終わりました。

息子は「うんち」だと思ったけど、
恥ずかしくて言えなかった~だそうです。

 

たまたま一番後ろの席だった息子。
表情がよく見えたんだけど、
頭の中に光景を浮かべてるんだろうな、
という感じでそれはもういきいきしていました。

詩ってこんなに素敵なんだ!
と感じた授業参観。
行ってよかったなぁ。

 

どきん―谷川俊太郎少年詩集 (詩の散歩道)

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